数字は増えているのに、 次に何をするか決められない。
広告は出していて、報告もしている。それでも、次の一手が決まらない。よくあるのは、次の三つの状態です。
- 1
CVの内訳が分からない
コンバージョンは増えているが、資料請求・見積依頼・採用応募・売り込みが同じ数字に混ざっている。営業に渡すと「合わない案件ばかり」と言われる。
- 2
販売店経由の受注が見えない
受注の多くは販売店を通じて決まるため、広告を見た人がその後どうなったかが分からない。「それで売上はどうなったのか」に答えられない。
- 3
月次報告が改善につながらない
クリック数・CV数・CPAを毎月報告しているが、見終わっても何も決まらない。来期の予算を決める材料にもなっていない。
まず、 何を成果として数えているかを確かめます。
成果が見えない原因を、最初から「広告が弱い」「計測が足りない」と決めつけません。数え方と、手元にある情報を先に確かめます。
- 行動の定義
- 何をCVとして数えているか。問い合わせ・資料請求・見積依頼を、同じ一つの数字にしていないか。
- 計測の重複
- 広告媒体の管理画面、GA4、問い合わせの台帳で件数が違う理由。同じ一件を、複数の媒体がそれぞれ自分の成果として数えていないか。
- 集計期間
- 検討に数か月かかる製品を、月ごとの増減だけで判断していないか。費用が出た時期と、成果が出る時期のずれ。
- 営業対象かどうか
- 問い合わせのうち、営業が対応すべきもの(適格)がどれだけあるか。誰が、どの基準で判定するか。
- 現場で補える情報
- 営業日報、販売店への聞き取り、展示会で聞いた声など、Webの外で得られる情報。どれを、誰から、どの頻度で集められるか。
確認に使う情報(あるものだけで構いません)
- いまの月次レポート
- 広告媒体ごとのコンバージョンの設定(管理画面の画面コピーで構いません)
- 直近の問い合わせの件数と、内容の分かる範囲
- 社内で一番よく聞かれる質問
商流と判断に合わせて、 測り方を整えます。
計測の設定から始めるのではなく、誰が購入に関わり、何を決めるために数字を見るのかから整えます。
- 1
関係者を整理する
使用者、購入者、推奨者、販売店、自社の営業。購入に関わる人と、それぞれが「何をしてくれると購入が進むか」を一枚に描きます。
- 2
指標を選ぶ
事業上の変化、止まっている行動、その行動を表す指標、増減したときに決めること。この四つを対にして決めます。報告に載せる指標は、一つの製品につき2〜3個に絞ります。
- 3
取得方法を確かめる
GA4や広告の管理画面で取れるもの、営業・販売店に聞けば補えるもの、まだ確認できないものを分け、聞き方・頻度・担当を決めます。必要に応じて計測の設定を見直します。
- 4
報告の形を整える
確認した事実、解釈、次に行うこと、決めてほしいこと、未確認のことを分けて書けるよう、いまの報告の形を見直します。
- 5
見直す
定義どおりに数えられているか、営業の負担が続けられる範囲かを確かめ、指標と報告を直します。
支援範囲と進め方。
初回相談で扱うこと(無料)
- いまの数字と報告の形
- 困っていること、社内で聞かれていること
- 追加で確認が必要な情報の洗い出し
有料の業務で行うこと
- 関係者と情報の整理、指標の定義のすり合わせ
- 計測の設定の確認・見直し(契約の範囲に応じて)
- 報告の見直しと、運用・改善の継続
進め方や、整理した内容をどんな形でお渡しするかは、案件の範囲に応じてご相談のうえ決めます。
お約束しないこと:広告の因果効果の証明、売上への完全なひも付け、初回相談での広告アカウントの即時診断。
相談のあとは、進め方と費用の目安をご提案します。進めるかどうかは、そこで決めていただけます。
関連するサービス
自分で確認する。
まずは社内で整理してみたい場合は、Web版のガイドが使えます。登録は不要です。
よくある質問。
- Q.問い合わせが月に数件でも相談できますか?
- はい。件数が少ない会社ほど、営業や販売店の声を組み合わせる設計が役に立ちます。ただし、数件の増減から傾向を断定することはできません。観察する期間を検討期間に合わせて長めに取り、報告には「まだ確認できないこと」を残す形で進めます。
- Q.販売店の売上データがなくても進められますか?
- 進められます。個別の案件を共有できる、集計値だけなら共有できる、数値の共有は難しい、のどの段階からでも始められるように設計します。数値の共有が難しい場合は、訪問のついでに同じ質問を続けて聞くことから始めます。段階ごとに分かることの限界があるため、その限界も報告に書きます。
- Q.計測の設定やGA4の作業も依頼できますか?
- 必要な場合は、契約の範囲に応じて対応します。ただし、設定から始めることはしません。何を決めるために数字を見るかを先に整理し、そのために必要な計測だけを確かめ、見直します。